政府の打ち出した究極の抜本的少子化対策――それは「学生の恋愛」を推進することであり、
モデルケースとして菊理(くくり)学園、通称「恋愛学園」が作られた。
一方、主人公の江洲名祐希(えすな・ゆうき)。
彼は、いつまでも恋人気分の抜けない両親を見て育ってきたため、
むしろ恋とか愛とか、そういったものに距離を置き、
地に足のついた平穏な人生を望むようになっていた。
それなのに――
「なんで、俺がそんな学園に通わなくちゃいけないんだーーーっ!?」
突然、恋愛学園への転入を余儀なくされることになった祐希を待つのは、
いったいどんな未来なのか――?
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